能勢電1700系第2編成(1752f)が引退、廃車に
能勢電鉄最古参形式1700系の第2編成・1752fが5月7日、平野車庫に入場しそのまま引退・廃車となりました。阪急2000系として製造されてから約60年の活躍でした。近年の5100系導入により置き換えられた形です。5月10日には陸送準備が始まり、解体工場へ輸送されることになりました。
在りし日の1752f
写真4つ:御堂筋ライナー様
阪急2000系として製造されたこの編成が能勢電鉄に譲渡され1752fとなったのが1990年。以後能勢電鉄線内の運用をこなしてきました。去年から始まった先頭車両へのスカート取り付けの際に一編成だけスカートを取り付けてもらえなかった1752fですが、取り付けのないまま引退となりました。
1752fは2018年2月4日から「えんとつ町のプペル電車」として3月末まで運転され、その後も度々運用に入りながら5月6日で引退しました。
トレーラーに積まれた1752f
平野車庫では10日から廃車のためトレーラーによる陸送が始まりました。このまま解体工場へと送られるのが最後の旅路となります。
担当したのはトレーラー輸送に定評のあるアチハ株式会社でした。阪急電鉄や北大阪急行の新車搬入・廃車搬出を担当している会社です。
「1732」の文字が確認できます。妙見口・日生中央寄りから2両目の車両でした。側面のラッピングはそのままで、パンタグラフは取り外されていました。
特徴的な貫通扉も見ることが出来ました。つり革などの車内部品は残されているようです。
妙見口・日生中央寄り1両目だった「1752」、先頭車両です。こちらもラッピングはそのままでしたが、ライトは抜き取られた状態でした。
初日は1732と1752の2両が運ばれるようで、残る2両は明日以降となりそうです。次の日となりました。(以下追記)
陸送2日目の1702、川西能勢口寄りの先頭車両です。パンタグラフ周りの切断されたケーブルがなんとも痛々しい姿を見せていました。また貫通扉にはビニールシートが貼られていました。
※白い光は駅の照明ならびに列車のヘッドライトが長時間露光で映り込んだものです。フラッシュは使用しておりません。
中間車1782は見えにくいところにいました。こちらにもビニールシートが貼られていました。
1700系の廃車は1750f・1751f・1758fに続く4編成目で、1700系は残り4編成となりました。今後も5100系の導入は続きそうなので、早めに撮影した方が良さそうです。
(・・・そう言う私も能勢電鉄は初めて撮りに行きました。)
能勢電鉄5100系
写真一部:御堂筋ライナー様 厚くお礼申し上げます。
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