【PART1】大阪モノレール春の車両基地見学会で車庫の中を覗いてきました
様々な交通機関の中でも、モノレールは異彩を放つ存在と言えるでしょう。道路でも高架橋でもなく細いコンクリートの上を走るモノレールは電車ともバスとも仕組みの異なる乗り物で、その知られざる世界の内側を目にすることが出来る機会は多くありません。4月14日、大阪モノレールの万博車両基地で春の「大阪モノレール車両基地見学会」が開催されました。今回抽選に当たった知り合いのご厚意で見学会に参加することが出来ましたので、その様子をレポートします。
万博記念公園駅で受付を済ませ、普段は通れない通路を通ると大阪モノレールの建物に到着です。この通路の一番近いところにある線路は車庫の一部で、車庫内の車両を出し入れするときに一時的に使われています。本線はその奥ですね。
建物に入るとさっそく山田駅のジオラマがお出迎え。そのほかの展示品についてはまた後で紹介します。
展示品を見ていると集合がかかったので建物の外へ・・・玄関には傘立てもあるんですねー 設備が整った建物です。
外では申し込み代表者の名前を呼んで参加者人数を確認します。参加したのはほとんど(私のグループ以外全員)子供連れで、隣の県から参加した人も多くいました。和気藹々とした親子の中に混じるカメラを構えた3人組・・・という私たちの場違い感は気にしてはいけません(笑)。
人数を確認できたらいよいよ車両基地へ出発です!
モノレールの転轍機が動く仕組み
まずはモノレールの転轍機(てんてつき)について解説がありました。モーター駆動のアームが半回転することで、直線のブロックが移動する仕組みだそうです。ブロックは台車に載っていて、切り替えが終わるとロックがかかるんだそうな。
せっかくなので車庫内のレールも観察しておきます。地面の高さを走るモノレールというのも考えてみるとここだけです。よく見るとつなぎ目に金属のプレートがありません。
先ほどの転轍機の先は点検ピットにつながっていました。これからこちらの建物に移動します。
モノレールの中身を見てみる
移動の時間になったので点検ピットに入ってみましょう。
モノレールを下から見上げ、床下に積んである機器を覗いてみます。止まっていたのはラッピングモノレール「オオサカホイール号」でした。
床下のカバーを開けたところ 機器が上下に取り付けられているのが特徴的です。中央にモノレールの軌道が通るため普通の電車より床下のスペースが少ないからでしょうか。
一番大きな装置、モーターを動かすためのインバーター
台車のディスクブレーキは車と似た構造をしていました。
びっしりと引かれた配管 縦横無尽に整然と走るその様は人の心を惹きつけます(※ただし一部の人に限る)。
車体と台車の接合部分、空気バネ 数十トンある車体を空気で支えているとは、ゴムの強度に驚かされます。
ピットにはほかにも阪急彩都ガーデンフロントや万博誘致のラッピングモノレールがいました。そういえば大阪モノレールのインスタグラムで見かける建物はここなんですねー↓
(工場にクーラー無いんですね・・・)
さてモノレールの内側に迫る旅はさらに車庫の奥へと進みます。
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