大阪メトロの立体ロゴを見てきました ~OsakaMetro開業記念ロゴ披露式~
このほど開業した大阪メトロ。すでに駅の入り口にある看板が新しいロゴになったり、記念のヘッドマークをつけた車両が走ったりと、あのクルクルッとした形を目にする機会は増えてきているのではないでしょうか。私が初めてあのロゴを見たとき、「M」と認識するより先に「バネかな?」と思ったものなのですが・・・本当にバネのようなオブジェがお披露目されたので、披露式の様子をお伝えします。
梅田駅で行われた披露式
9時20分頃、梅田駅に行ってみるとすでにたくさんの報道関係者が集めっていました。ホームがここだけ凄まじい混雑です(笑)。中央にはテレビ局のカメラも来ていたのですが、三脚とカメラの立派さには憧れるものがあります。
10時頃、披露式が軽やかな音楽とともに少し遅れて始まりました。まずは大阪市高速電気軌道株式会社代表取締役社長・河井英明さんからの挨拶の言葉がありました。
「84年間(※1)の歴史で培いました、安心安全、これを最優先させていただきながら、誠実さとサービス精神を持って、大阪から元気を作り続ける会社になっていきたいと思っております。」と河井社長。
※1 御堂筋線が開業してからの年数
そしていよいよお披露目が行われます。引きひもを引くのは(左から)梅田管区駅長・松野正一さん、代表取締役社長・河井英明さん、大阪市長・吉村洋文さん、社代表取締役副社長(元大阪市交通局長)・塩谷智弘さんの4名です。
っとここで電車が入ってきたので披露式は一時中断。列車から降りてきた乗客も式典を見て集まってきました。
そして電車が発車した後・・・
「どうぞ!」
パーン パパパパッパッパッパッパーン
中から出てきたのはOsakaMetroのロゴ・・・ですがまさかの3Dバージョン。うん、バネですね(違)。
人だかりがすごくてなかなか近づけないので、すこし経ってから近づくことにしましょうー
ロゴに込められた深い意味
私にも撮影のチャンスが回ってきたので早速撮ってみます。これがこれから目にすることになるOsakaMetroの新ロゴです。らせん状の形は正面から見るとMetroのMに・・・
真横から見るとOsakaのOに見えるという仕掛けで、立体図形を用いることで2つの頭文字をスマートに取り入れたデザインになっています。
さらに、らせんという形を選ぶことで「『走り続ける』エネルギーや動力・推進力」[1]を表現。デジタルサイネージではロゴがくるくると回っていましたが、確かに「らせんの回転」はウォームギアのような機械の駆動部分を連想させ、力強く前進する様を思い浮かばせます。(実際の車両にウォームギアが使われているかは知りませんが・・・)
披露式と同時に梅田駅で流れていたデジタルサイネージの映像です。何気なく見ていたのですが、ここにも深い意味がありました。
また、動くシンボルマークとして、「マーク=平面の図形」という概念を打ち破る「チャレンジ精神」を表し、新会社がめざす「走り続ける」「変わり続ける」姿を象徴化しました。[1]
この日は大阪メトロ開業に合わせて梅田駅のシャンデリアも一日限定で青に設定されした。メインカラーの青は「深く鮮やかな青」となっていて、「安全・安心の印象を想起させるとともに、エネルギッシュな大阪のまちや、走り続ける活力をイメージ」しているとのことです。[1]
式典会場のすぐ横をヘッドマークをつけた車両が通り過ぎていきました。新型車両30000系の第2編成です。
壁に掲げられた大きなポスターには「OsakaMetro誕生」とありました。午後には別のポスターに切り替わり、MにOを内包させるコンセプト、らせんが持つ推進力のイメージをわかりやすく伝えていました。
改札の外に出てみると、案内板にもメトロロゴがありました。以前は青の地下鉄ピクトグラム(トンネルの中に3枚窓の電車)でしたが、色がほぼ同じなのは偶然なのでしょうか、それとも・・・。
ロゴに込められて意味は1月に報道発表があったときから知らされていましたが、今回の披露式にはその工夫を非常に分かりやすく伝える演出がたくさん盛り込まれていました。日曜日の梅田駅というのもあって多くの乗客も足を止め、オブジェを撮影しており、初日から大変よいプロモーションになったようです。
新しいロゴは旧マルコマークや地下鉄ピクトグラムを6月末までに置き換える予定となっています。
[1] 大阪市交通局「地下鉄新会社の愛称・ロゴが決まりました」< http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/mineika_message/20180125_logo_kettei.html >(2018年1月25日)
0コメント