御堂筋線21系第10編成が更新工事でリフレッシュ!駅ナンバリング対応も


4月12日、車両更新工事のため約半年ほど営業運転から外れていた御堂筋線21系の第10編成(21610f)が久しぶりに本線に戻ってきました。地下鉄各線で進められている車両のリフレッシュ更新工事の一環で、今回も外側のみならず内装も一新されきれいに整えられていました。さらに御堂筋線では初となる行先方向幕の駅ナンバリング対応も行われました。


外装

梅田駅に到着する21系第10編成(21610f)。初日はまず運番33で出庫、朝ラッシュで1往復した後、夕方運番45で再び車庫を出発し、なかもず~千里中央を2往復しました。

追加された大きな号車表示と車体上部の帯

外観に関してはこれまで更新工事を請けた車両と変わりませんでした。車体下部の帯はホームドアで隠れてしまうため、上の方にも幕が追加されています。

市営地下鉄時代のコマルマーク(マルコマーク)はOsakaMetroの新ロゴ"Moving M"になっていました。車内広告にもMoving Mが見えます。

意外だったのはヘッドライトのLED化がなかったことです。21系を含む新20系はヘッドライトのLED化が噂されていましたが、今回の採用は見送られました。


駅ナンバリング対応

側面の行先方向幕は駅ナンバリングが実施され大きく印象が変わりました。(正直これは予想外でした。)行先の横に四角で囲まれた「M30」などが入るようになり、文字は若干小さく、全体に左に寄るようになりました。

よく見てみるとフォントも変わっています。文字が細めになったほか、地下鉄の行先表示幕に特徴的だった丸みがなくなり、普通のゴシック体になりました。ただ曲線の曲がり具合や文字のバランスが変わっていない(特に「も」)ことから、元と同じ種類のフォントのようです。


なお、前面の行先表示幕はそのままでした。

参考までに、こちらがこれまでの行先表示幕です。比較してみると違いとともに同じ点も見えてきます。

(話がますます外れてしまいますが・・・このフォントの丸みはLED表示でも再現されるほどのこだわりがありました。それがあっさりと普通の字体になってしまうとは、なんとも驚きです。)


車内

車内は床や扉の色が変わり、カラフルになりました。いわゆるサラミ床ですね。扉の薄緑は一つ前の更新車の21611fと同じように、初期の更新車よりは色合いがおとなしく、薄めになっています。

座席もくぼみのない普通のものからバケットシート(くぼみのある座席)になりました。自然と詰めて座れる座席です。このあたりもこれまでの更新車との違いはなし。

ドアの上には横長タイプのLCDが取り付けられました。21611fと同じタイプですね。従来はLED表示器でしたが、ディスプレイにすることでより多くの情報が表示できるほか多言語案内にも対応しています。

照明はLEDになりました。またドア付近にもつり革が設置されています。


残ったコマルマーク

21610fはOsakaMetro移行後に復帰した編成なので、てっきり車内からは旧・コマルマークは無くなっている物だと思っていたのですが・・・ありました。

OsakaMetroのMovingMと並んだり・・・。

またドア横の簡易路線図にもコマルマークはそのまま残されていました。個人的にコマルマークは好きなので(新しいロゴも好きですが)残っていたのはうれしいですね。


運用復帰まで


2017年9月4日 緑木入場回送


ツイート:ももやまだい様

工事を行うことのできる緑木検車場に、四つ橋線経由で回送されました。


2018年4月5日 緑木検車場にて、千里中央寄り5両が構内移動

この時点ではマルコマークもメトロロゴもありませんでした。


4月10日 緑木出場試運転(北加賀屋~なんば)

同日夜  中百舌鳥検車場へ回送

ツイート:そん様

四つ橋線北加賀屋にある緑木検車場から、御堂筋線の車両が所属する中百舌鳥検車場(新金岡駅近く)へ回送されました。この時点でもメトロロゴはありませんでした。


4月13日 運用入り

朝は運番33で1往復、夕方は運番45で2往復でした。


さて、ナンバリング幕はほかの車両にも普及するのでしょうか、気になるところです。


ツイート提供協力:そん様、ももやまだい様

ご協力いただき、誠にありがとうございました。深く感謝申し上げます。
meronking

「meronが地下鉄を追うブログ」「meronがモノレールを追うブログ」のMeronkingです。北大阪急行、大阪モノレールを中心に、大阪市営地下鉄、阪急バスなどについても書くかもです。

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