全般検査・リニューアル工事中の北急8007fが姿を見せる
全般検査中のため去年9月から桃山台車庫に入場中の北大阪急行8000形(ポールスター)第7編成が久しぶりに姿を見せました。予告されていた通りリニューアル工事を受けており、仕様の変更が見られました。
「北急ふれあいフェスティバル」終了後に検査ピットへ移動する8000形第7編成(8007f)。検査中につき仮台車を履いています。よく見ると数カ所、検査に入る前とは異なっている点がありました。
貫通扉が濃い茶色に
車両を移動するときに使う貫通扉ですが、ここの木目調が濃くなりました。色合いとしては9000形の内装に使われている木目と同じくらいかもしれません。内装までは見えませんでしたが、貫通扉と車内の化粧板は同じ柄が使われているので、車内もこの色になっている可能性があります。
比較 1枚目:8007f(焦げ茶色に近い色) 2枚目:8003f(ベージュに近い色)
行先表示器がLED式に変更か
8007F#北急ふれあいフェスティバル pic.twitter.com/0FtIiDN4qo
— hikari♡子鉄mama* (@tmht1023) April 21, 2018
ツイート・写真:hikari様 ※写真の無断転載を禁じます。
車庫公開イベントに参加されたhikari様によると行先方向幕にも変化があったようです。残念ながらはっきりとは確認できないものの、行先方向幕が入る場所に板状の黒い何かが取り付けられており、幕式からLED表示式に変更されている可能性が高いです。「行先方向幕の取り付けスペースの空洞が黒く見えるのでは?」とも思いましたが、幕が取り付けられていない場合は空洞の奥が見えるので、何かが取り付けられていることは間違いなさそうです。
なお車体側面の行先表示器は取り付けられていませんでした。
塗装をラッピング方式に変更か
写真では伝わりにくいのですが、8000形こだわりのツヤがなくなっています。さらにこれまで無かったつなぎ目のようなスジが現れていることから、外装がラッピングによる表現に変更されている可能性があります。
桃山台車庫では去年4月に全自動塗装機を解体しており、車庫内で塗装することが不可能になっていました。8000形のラッピング化も予想されていましたが、ついに現実になった形です。なお外装のデザイン自体には変化はありませんでした。
「8000形リニューアル工事(内装更新等)の実施」
北大阪急行が去年2月に発表したプレスリリース「鉄道事業の旅客運賃上限変更認可ならびに運賃改定の実施について」(2017年2月24日)によると、平成29年度以降、ポールスター8000形において内装工事等を含むリニューアル工事を実施するとしており、8007fは最初の更新対象になったようです。置き換えによる廃車が進む初代ポールスターですが、現在残っている3編成(8003f・8006f・8007f)は箕面延伸後もしばらくは走り続けることになります。「サービス向上」のためとされたリニューアル工事、どのような改造が施されるのでしょうか。(個人的にはLCD案内表示器の設置を期待していたり・・・w)どのような姿となって戻ってくるか、楽しみですね。
写真提供:hikari様 ありがとうございました!
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